【事業用車】クモヤあれこれ。

『クモヤ145形』および『クモヤ90形』をご案内。


ラインナップが更に充実してきました。動力付きのセットだけ並べてみましたが、これだけリリースされています。
左から初期の製品、右は直近発売になった製品です。

これだけのラインナップになったからには、もちろん細かい仕様の違いを再現しているからです。
何がどのくらい違っているのか、あれとこれでどこが違うのか?そのあたりを解析!


左からJRクモヤ145-100番代(東日本)、1000番台、100番代(東海仕様)。


違いの主だった部分では、側面の意匠が挙げられます。


続いてクモヤ90形。車体自体は新性能車両同等のものに置き換えられていますが、下回りは旧型車両のまま。
一見すれば145形の1000番台と同じです。床下がグレーのものがJR東海仕様、黒は西日本の所属車両です。


こちらは最近発売になったグループで、左はクモヤ145形のうち、0番台を名乗るもの。
0番台の主電動機の交換に伴い1000番台に改番されたものなので、0番台は初期の仕様ということになります。主には西日本で活躍する区分です。

右はクモヤ90形の200番台。今回の製品は2両編成。


クモヤ90と145形の違いは床下機器と台車にあります。クモヤ90形は旧性能車両からの流用でDT20形台車を装着しています。
145形は101系からの流用品で構成されているので基本的にDT21形台車を装備しています。


ちょっと細かい話。こちらはクモヤ145形で100番台同志。左はJR東日本所属で下回りは黒。右はJR東海所属で床下がグレーです。
もともとは東海でも黒でしたが、東海では民営化後に一般車両も含めグレーに統一されてきました。


1000番台(左)と0番台(右)の違いは先述の通り主電動機交換で出力アップしたところにあります。
模型ではその部分については伝わりにくいものですが、車両の仕様ではHゴムの色が0番台はグレーにしています。

ざっと紹介いたしましたが、いずれも民営化後の仕様です。国鉄仕様になると屋上機器に「JR無線アンテナ」のない姿になり、各車両の所属も転属前のものになったりと、いろいろと製品とは異なったものになります。

奥の深い『クモヤ』、その運用も特殊なものですが、牽引や職員輸送などで活躍した車両です。ぜひ1編成揃えておきたい車両ですね。

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