手順 その6
ここまで工作が終わったら、表面の保護とツヤの整えをかねてGMスプレーのクリアー(40)を吹いてあげましょう。ただし、この色はツヤ有りのピカピカになりますので、屋根部分はマスキングしましょう。また、これまでの塗料と違い無色透明ですので、吹きつけは車体をいたわるようにていねいに行ないましょう。ピカピカ仕上げが好みでない場合は、トプコートスプレーなどを用いてもよいでしょう。
ここまでは、車体の工作について順を追って紹介してきましたが、忘れてはならないのが床下部分です。作業の流れ上ここで紹介していますが、別段こだわることはありません。車体工作の合間に行なうと能率がよいでしょう。床下機器パーツを床板に接着しますが、接着面をサンドペーパーで削り、床と水平になるようにしておくとよいでしょう。塗装は凹凸の多い面がほとんどですので、厚塗りにならないように注意しましょう。ウエイトの取り付けは床板にゴム系接着剤で固定するとよいでしょう。
キットに付属しているペラペラで細長い透明なパーツは、車両の窓ガラスとして使用します。必要な長さにハサミなどでカットしてゴム系接着剤でボディの裏から接着しましょう。今まで使っていたプラモデル用や瞬間接着剤での接着は禁物です。特に瞬間接着剤は、乾燥時に発生するガスで透明パーツを白く曇らせる場合があります。言い方を変えれば、瞬間接着剤を使えるのは透明パーツを接着する前までということになります。別に塗装した屋上機器を瞬間接着剤で接着するのであれば、透明パーツをつける前にしましょう。
前面などのはめ込みタイプの透明パーツはアクリル素材ですので、プラモデル用の接着剤でつけることができます。ただし、ガラス面にはみださないように接着剤は少量にしましょう。透明なゴム系接着剤で接着してもよいでしょう。また、ピンセットなどで透明パーツをつまむときは、傷つけないように注意しましょう。

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